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地元民が近鉄の観光特急「しまかぜ」に乗ってみた【車内設備・カフェ】

こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。

先日、といっても数ヶ月前ですが近鉄の観光特急「しまかぜ」に乗車してきたので、その時のようすを写真多めでお伝えいたします。

無駄に3回も乗ったので、写真も多いです。

「しまかぜ」について

車両外観

まず、しまかぜについて詳しく知らないという方のために電車の紹介からさせてください。

「しまかぜ」には専用の車両が使われます。外観はこんな感じ。

メタリックな雰囲気でなかなかカッコいいデザインですよね。

今風のデザインながら、実はデビューは2013年と結構前。10年も走ってるんですね。

さっきの写真では分かりにくかったですが、全体的に青色をベースにしたデザインとなっています。この青色は「伊勢志摩の晴れやかな空をイメージ」しているそうです。

運行ルート

しまかぜは全部で3つのルートがあります。

【運行ルート一覧】
◆大阪ルート 難波→伊勢志摩(火曜日運休)
◆京都ルート 京都→伊勢志摩(水曜日運休)
◆名古屋ルート 名古屋→伊勢志摩(木曜日運休)

それぞれのルートに運休日が設定されていますが、夏休みなど一部期間は運休日がなくなっているようです。近鉄のホームページにて、直近数ヶ月の運行予定がカレンダーで表示されていますので、そちらをチェックするのが確実です。

各ルート、一部の途中駅にも停車します。停車駅は以下の通り。

【停車駅】
◆大阪ルート
大阪難波・大阪上本町・鶴橋・大和八木・伊勢市・宇治山田・鳥羽・鵜方・賢島
◆京都ルート
京都・近鉄丹波橋・大和西大寺・大和八木・伊勢市・宇治山田・鳥羽・鵜方・賢島
◆名古屋ルート
近鉄名古屋・近鉄四日市・伊勢市・宇治山田・鳥羽・鵜方・賢島

伊勢市から先の停車駅は全列車一緒です。

料金に関して

しまかぜに乗る場合、以下の3つの料金が必要になります。

【必要になる料金】
◆乗車券(近鉄に乗る場合に絶対に必要になるいわゆる”運賃”)
◆特急券(近鉄特急に乗る場合に絶対に必要な”特急料金”)
◆特別車両券(しまかぜに乗る場合に絶対に必要な”追加”料金)

ややこしいですが、チケットレス予約や窓口で予約すればあっさり買えるので安心してください。

また、このあと紹介する洋風個室や和風個室・サロン席に乗車する場合は、上記3つに加えてさらに「個室料金」が必要になります。

主要駅からの料金を全部まとめて表にしてみたので参考にしてください。

伊勢市まで鳥羽まで賢島まで
大阪難波から4,350円5,150円5,460円
京都から5,120円5,430円6,150円
大和八木から3,920円4,090円5,060円
名古屋から3,920円4,250円5,060円
※ 個室料金は全区間均一で1室あたり1,050円

ただ、それでも乗るだけの価値はあるかなと思います。この先で車内のようすをお伝えするので、検討してみてください。

車内の設備

プレミアムシート

しまかぜはベースがプレミアムシート。つまり、個室を取らない限りは全員このシートに座れます。2+1列の3列シートで、シートピッチはかなり広め。JR特急のグリーン車以上のシートランクです。

読書灯やヘッドレスト・フットレストのほか、シートそのものにマッサージ機能も。

コンセントやカーテンは標準装備。車内wi-fiもあります。

パソコンやお弁当を置けるサイズのテーブルが各座席にあるだけでなく、シートの横から引っ張り出すような形でミニテーブルも設置されています。

このミニテーブルに2段階で開くようになっており、小さい状態でもドリンクを置いたりはできます。

後ほど紹介しますが、車内にはカフェ車両があります。各シートにはカフェ車両で販売しているフードメニューやドリンクメニューの紹介冊子が設置されています。

そのほか車内の設備紹介も。シートにいながら、車両全体のどこにトイレがあるかなどもわかるのでありがたいですね。

人気の展望座席

しまかぜのプレミアムシートの中で一番人気なのは、やはり前が展望できる展望シート。ここだけ高いということはなく、普通の料金で乗車することができます

設備的には大きいテーブルがありませんが、展望のため仕方ありませんね。

ただ、3席しかない展望シートは大人気。早めに予約したり、あまり人の多くない区間(伊勢市~賢島間など)で予約したりして工夫してみましょう。

ちなみに、展望にこだわらない場合は避けたほうがよいかも。お子さんや鉄道ファンの方が前まで景色を見に来たりすることがあるので、他の席と比べて人が来ることが多くちょっと落ち着かないかも?

展望シートの座席番号

伊勢志摩行き座席番号伊勢志摩発座席番号
名古屋 → 伊勢志摩6号車 / 9A,9B,9C伊勢志摩 → 名古屋1号車 / 1A,1B,1C
京都 → 伊勢志摩1号車 / 1A,1B,1C伊勢志摩 → 京都6号車 / 9A,9B,9C
難波 → 伊勢志摩1号車 / 1A,1B,1C伊勢志摩 → 難波6号車 / 9A,9B,9C

個室

しまかぜには和風個室と洋風個室がそれぞれ1室ずつがあります。今回、和風個室の写真は取れなかったので洋風個室だけですが、大まかな設備は大差ないと思います。

なんと、個室にはテレビがあります。とはいえ、現在位置が確認できたりするもので普通のテレビが見られたりはしないようです。また、写真では見えていませんが空気清浄機もありました。

さらに、個室特権で備え付けのタブレットからカフェ車両にフードやドリンクを注文することができます!個室まで持ってきてくれるという、凄い待遇です。なかなかここまでの観光列車はない気がしますね。

洋風個室・和風個室はともに3~4人用2人では利用できないのでご注意を。また、各1室ずつということでかなり競争率は高くなっているので、こちらも予約はお早めに。

サロン席

個室よりさらに大人数に対応したシートです。

4~6人で使えるサロン席。個室と比べると設備はシンプルですが、大きいテーブルもあって十分な広さです。荷物は上の荷物棚に上げられるようですね。

サロン席はしまかぜに3席。個室や展望シートほどではないですが、やはり競争率は高いです。

カフェ車両

しまかぜは車両の一部がカフェになっています。

カフェ2階席、席数も2階のほうが多いです

カフェは2階席と1階席に分かれており、基本的には景色のいい2階席が人気です。

1階席からの風景、ちょうど宇治山田駅停車中です
カツサンドセット

また、カフェは終点到着少し前になると利用できなくなります。伊勢市から賢島方面に乗車したら、まあギリギリゆっくりできるかなくらいです。鳥羽から乗車したりすると、多分かなり急いで食べないといけないのでご注意を。

個人的には賢島から乗って早めに利用するのがオススメ。伊勢市くらいまでの40分は比較的お客さんが少ないので、ゆっくりできると思います。

ほかの車内設備

1号車と6号車には無料のロッカーも設置

しまかぜにはトイレだけでなくパウダールームもあります。また1号車と6号車には無料のロッカーも。

まとめ

近鉄「しまかぜ」、いかがだったでしょうか。

自分は伊勢市民ですので、正直言ってなかなか乗る機会はないのですが、伊勢志摩旅行する人にはほんとおすすめできる列車だなと感じています。

伊勢志摩旅行にオススメのおトクなきっぷ「まわりゃんせ」を使って、いろいろ回ってみた記事なんかもあげていますので、もし興味があればそちらもごらんください。その時はここぞとばかりにしまかぜに乗車しています。

しまかぜについて詳しくは コチラ

まわりゃんせの記事はこちら

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