こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。
今回は、伊勢と志摩を結ぶ「伊勢道路」に関するお話です。
伊勢道路とは
伊勢市と志摩市を結ぶ道路。伊勢道路には「第一伊勢道路」と「第二伊勢道路」があります。
地元の人間が「伊勢道路」と言うときは基本的には「第一伊勢道路」のほうを指しています。
神宮の神域を抜ける「第一伊勢道路」
正式名称は「三重県道32号伊勢磯部線」。
市内から猿田彦神社前まではおもに「御木本道路」と呼ばれ、そこから志摩へ抜けるまでを一般的に「伊勢道路」と呼びます。
こちらは内宮の裏手にある「神宮の山」を通っています。並行する島路川もキレイで、山道ながらも景色はキレイで雰囲気もあります。途中には天の岩戸や神路ダムといった立ち寄れるスポットもあります。
一方で内宮から志摩方面への最短経路である反面、山の中を走るため非常にうねうねしています。雨の日はスリップ事故が起こることもあり、知り合いが一人死んでいます。
そして内宮→志摩への最短経路でカーナビにも出てきやすいため、行楽シーズンなどは道幅のわりに交通量が増えます。
基本的には片側一車線でめちゃくちゃ狭いというわけではないんですが、大きい車だったり運転に不慣れだったりする場合は、後述の第二伊勢道路を使うほうがよいかもしれません。
ちなみに、伊勢~志摩間を走る路線バスもこの第一伊勢道路を通っています。バスが通れるくらいの道幅はあるということですね。
走りやすい「第二伊勢道路」
内宮から市内方向に戻り、伊勢二見鳥羽ラインというバイパスのような道に乗ります。それが「第二伊勢道路」です。
内宮から志摩へ向かう場合は第一伊勢道路と比較する価値がありますが、二見や鳥羽・高速道路からそのまま志摩へ向かう場合は比較するまでもなく「第二伊勢道路」が便利です。
高速道路は伊勢で途切れて、そのまま伊勢二見鳥羽ライン(第二伊勢道路)へ繋がります。
片側一車線のバイパスのような作りで、トンネルが多くて景色があまり望めない代わりに非常に走りやすいです。バイパス区間が終了してからは、志摩市の町中を走ります。ここだけ少し道幅が狭めですが、気にするほどではありません。
10年ほど前までは有料区間がありましたが現在は全区間無料です。
所要時間はどれくらい違う?
経路 | 第一伊勢道路 | 第二伊勢道路 |
---|---|---|
内宮前→志摩スペイン村 | 30分 | 38分(+8分) |
外宮前→志摩スペイン村 | 37分 | 41分(+4分) |
伊勢市駅→志摩スペイン村 | 39分 | 41分(+2分) |
イオン伊勢店(高速道路出口)→志摩スペイン村 | 35分 | 35分 |
夫婦岩→志摩スペイン村 | 45分(+12分) | 33分 |
志摩市のわかりやすい目的地として志摩スペイン村を選択していますが、志摩市内のホテルや横山展望台なんかを目的地とする場合もかかる時間の”差”は一緒です。
ご覧の通り、内宮前からだと基本的には第一伊勢道路のほうが早いです。
外宮前や伊勢市駅からだと誤差程度の差になり、二見の夫婦岩からなら第二伊勢道路が圧倒的に便利という形になります。
パールロードという選択肢も
実はもう一つ、海岸線を走るパールロードという道もあります。こちらもうねうねしていますが、海沿いを走るだけあって景色はキレイです。
鳥羽から志摩を目指す場合には結構使われます。
伊勢市内から志摩を目指す場合には遠回りになりますが、一応選択肢として挙がらないこともないので、ここに記載しておきます。