こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。
今回は、JR東海が販売している「快速みえ得ダネ4回数券」というオトクなきっぷの話。この間使ってみたんですが、思った以上に安くで便利でした。
快速みえ得ダネ4回数券
三重県各地~四日市・桑名・名古屋市内間において走っている快速みえの回数券。
4回数券という名前の通り、4回分の片道きっぷがついている回数券です。
▼ きっぷの詳細はこちらから
快速みえ得ダネ4回数券 – JR東海
販売価格
利用区間ごとに販売価格は異なりますが、主要な区間で見ると以下の通り。
区間 | 料金 | 普通に乗ったときの片道運賃 |
---|---|---|
伊勢市 ~名古屋市内 | 5,040円 (1,260円/1回) | 2,040円 (差額780円) |
松阪 ~名古屋市内 | 4,200円 (1,050円/1回) | 1,690円 (差額640円) |
津 ~名古屋市内 | 3,160円 (790円/1回) | 1,290円 (差額500円) |
鈴鹿 ~名古屋市内 | 2,920円 (730円/1回) | 990円 (差額260円) |
ご覧の通り、伊勢市→名古屋市内だと片道あたり780円もお得になります!
伊勢市→名古屋は近鉄の急行利用だと1,740円ですので、近鉄と比較しても480円安くなります。さらに後述する理由によって、近鉄と比べたときに大きくお得になる場合もあります。
利用期間と利用人数
利用期間は1ヶ月。
1人で2往復してもいいですし、2人で1往復でも大丈夫です。もちろん、1人で4回片道利用しても、4人で1回片道利用しても大丈夫ですよ。
各券ごとに独立しているのもポイント。それぞれがきっぷさえ持っていれば、青春18きっぷのように複数人利用で一度合流する必要はありません。
指定席を利用できるか
快速みえはほとんどの座席が自由席ですが、一部座席は指定席になっています。
これについては、別途指定席料金(530円)を払えば指定席を利用可能です。
それはそうと、券に「特急券等…」みたいな記載があるんですが、どういう意味なんでしょうか。特急券払えば、松阪→名古屋で南紀に乗れたりするってことですか…?
“名古屋市内”というのがミソ
JRだけの概念なんですが、都市圏みたいなのがあってその都市圏内だとどこで降りても同じ料金になるんです。
この「快速みえ得ダネ4回数券」も名古屋市内ということで、大曽根や金山・笠寺なんかまで通しで利用することができるのです。
金山に行きたいときはもちろん、バンテリンドームに行くときや日本ガイシホールへ行くときも、名古屋駅からのきっぷを別で買う必要なくそのまま乗り換えていけるのです。これは便利!
JRだと普通にきっぷを買う場合でも”名古屋市内”となるので大丈夫ですが、近鉄と比較するときにこれを覚えておくと想像よりお得になる場合がありますよ。
今回自分が利用したときは、大曽根から名鉄に乗り換えたかったのでかなり便利に使うことができました。もちろん、帰りも大曽根駅から「快速みえ得ダネ4回数券」を使うことができます。
▼ “名古屋市内”エリアの対象駅はこちら
特定の都市区内ゾーン – JR
利用時のポイントは?
まず、近鉄の急行や特急と比べて快速みえは本数が少ないのがネックになります。
1時間に1本しかなく早朝や深夜の運転はほとんどないため、朝早く出発する場合や帰りが遅くなる場合にはうまく使えないケースが多いでしょう。
また、快速みえは基本的に2両編成(一部4両編成)と両数が少ないです。近鉄がほぼ6両で走っていることを考えるとだいぶ短いですよね。
そのため繁忙期や朝夕は結構混雑します。上りも下りも、余裕を持って駅に行って並んでおくことをオススメします。特に名古屋発の列車は出発時間よりもかなり前にホームに入っていたりします。座りたかったら、早め早めの行動を心がけましょう。
あと夏は暑いです。車両が古いのか分かりませんが、冷房の効きが若干悪いです。夏場は車内保温のために真ん中のドアを締め切ったりして対応していますが、ちょっとだけ暑いです。
まとめ
・伊勢市~名古屋だと普通に買うより780円もオトクに!
・利用は1人で2往復でも、2人で1往復でもOK
・”名古屋市内”というのがポイント!
三重県民はJRを軽視しがち…ということで、自分も例に漏れず快速みえに乗る機会が少なかったんですが、このきっぷはかなりおトク度高いですよね。
特に、三重県は青春18きっぷが使いにくい(主要なところで伊勢鉄道という第3セクターを通るため別料金が必要 / 別記事にて解説)ため、よりこの回数券の安さと便利さが際立ちます。
快速みえに乗る際には、ぜひチェックしてみて下さい。
▼ きっぷの詳細はこちらから
快速みえ得ダネ4回数券 – JR東海