楽天市場の担当を1ヶ月半やってみて感じたこと【正統とユーモア】

こんにちは、ウェブ担当のOです。

4月下旬に楽天市場の担当を店長から引き継いだのですが、なかなかどうして難しいものですね。

サトナカウェブショップ・楽天店

自社ショップと楽天市場店の運営面での違い

自社ショップはかなり自由なのに対し、楽天市場は様々な制約があります。

たとえば、メルマガを打つにしても自社では送付先のアドレスを自由に選択できる（送料無料キャンペーン対象者のみにメルマガを送ったりできる）のに対し、楽天市場では楽天側が設定している対象者にしか送ることができません。

課金することで、こちらが設定するお客様へメルマガを送ることができるのですが、それなりのお値段してきます。

また、SNS活用や外部リンクに関してもそうですね。楽天市場は楽天商圏内で完結するように誘導したいわけですので、自社サイト等へのリンクは当然できません。

お客様の違い

楽天市場はさまざまな店舗さんがショップを構えています。

注文翌日に商品が届く「あす楽」や、商品の金額に送料が含まれる「送料無料商品」などが当たり前に溢れかえっています。

当ショップも以前は楽天のマジョリティに合わせる形でそれらを実施していましたが、働き方やショップのあり方を考えてサービスを撤廃いたしました。

とはいえ、やはりお客様の中でのマジョリティは「あす楽」「送料無料」なのです。当ショップは配送に時間がかかる・送料無料でないので優しくないという評価を楽天側からいただくこともあります。

送料別でももちろん買ってくださるお客様はいらっしゃるのですが、送料についての在り方というのは、今後も考えていかなければいけない課題ですね。

何より大きい違い

楽天は、楽天市場で売るための方程式というものが確立されているのです。

季節のイベント（母の日や敬老の日など）があれば、広告費を払ってイベントページへ掲載、ポイント還元や●●％OFFなどの施策でお客様に購入いただき、メルマガ登録してもらったら後日クーポンを配ってリピーターになってもらう…。そして次のイベントではまた広告施策を行い…。

という感じですね。正直そうすればブランド力は置いておいて売上は出ると思うのです。

でも、そんなの面白くないじゃないですか。

正直申し上げて、売上というのはとても大切です。しかし、売上を求めて面白くないことをやり始めては本末転倒だと思うのです。

先日販売したトートバックには「FINE&CRAZY」というプリントが施されています。

FINE=正統なもの・CRAZY=奇異

2つを共存させて面白いことをやっていく。これが私たち中谷武司協会のモットーです。

楽天市場の推奨するやり方に従い、売上を求めて施策を打つ。ということは大切ではありますし「正統なこと」でもあります。しかしそこにユーモアを混じえて、自分たちのあるべき姿を映し出すというのが、私たちのやり方です。

自社ショップでは、送料無料キャンペーンや物々交換便、旅のトラウマ舎ブログ等で、私たちのやりたいこと・やっていることを表現しています。

楽天市場で表現するというのは、正直かなり難しいことではあると思います。ましてや、売上と両立しながらというのは至難の業です。

しかし今後も、試行錯誤しながら貪欲にいろいろと試してまいります。

何卒、中谷武司協会をよろしくお願いいたします。

記事内で紹介した「FINE&CRAZY トートバッグ」の詳細はこちら
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