こんにちは、旅のトラウマ舎Oです。伊勢市生まれで現在も伊勢に住んでいます、
この記事にたどり着いたということは、伊勢神宮の参拝の順番を考えている感じでしょうか。さっそく、地元民の感覚を述べますと、伊勢神宮は順番とか無視して都合に合わせて好きに回っていいと思っています。
外宮から回るのは神宮の祭典の順番によるもの
伊勢神宮には「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」がありますが、きちんと順番通りに参拝するなら外宮からと言われています。
これは、神宮の催し物が外宮から行われるからです。祭典の順番に従って外宮から参拝するのが、一応ならわしとなっており、神宮のホームページにも記載されています。
ただ、それはあくまで神事の順番に由来するもの。別に必須というわけではありません。いろんなメディアとかブログとかで「きちんと参拝するならば外宮から行くのが常識です!」みたいに書かれていますが、それを守っていないからといって地元民的にはなんとも思いません。
細かく言うと
さらに、このしきたり…もっと細かく言うと「二見→外宮→内宮」という順番で回らないといけないのです。
かつて、お伊勢参りに向かう人々は二見浦でみそぎをしてから参拝に向かったと言われています。これを浜参宮といいます。
よっぽど、信心深い人であればこれに従うのもありかと思いますが、わざわざ二見行ってから外宮行って内宮行くなんてルートは面倒くさいです。
いつからか唱えられ始めた観光論
10年ほど前でしょうか、パワースポットブームのとき、ちょうど伊勢で遷宮が行われていたときくらいの話です。
テレビなんかで特集されることも増え、それまで別になんとも言われてなかった「伊勢神宮の参拝の順番」に関して取り上げられることが増えました。
そして、ご丁寧に順番を守ることで「よりご利益を」などといって、たくさんの人が参拝の順番を来にしながら伊勢観光をするようになったのです。
もっと言うと、外宮の中での参拝のルートや別宮への参拝、神社の中での歩く位置、服装なんかを気にして参拝する人もいますね。
でもそれは自己満足。
神宮庁舎が「こうして」と言っていること以外はただ自分がやりたいだけなんです。だから、今から伊勢神宮に行こうとしている人で、順番を意識して参拝する必要があるか気になってる人が居るならば、こう言ってあげたいです。
気にしなくていいよ
そりゃあ、式典なら全部大事ですよ。順番も服装も所作も。でも別に観光の人は関係ないんですよ。ただ浸りたいだけ。結局は観光です。皆さまは式典に参加するわけではないと思いますので、旅程に合わせて好きに回ればよいのではないでしょうか。
別にいきなり内宮に行ってもいいと思いますし、内宮参拝せずにおはらい町で食べ歩きだけして帰ってきてもいいと思うんです。そのくらい自由にやりましょう。
服装も、歩きやすけりゃなんでもいいと思います。半裸とかはだめですけど、別に半袖短パンサンダルでも大丈夫です。実際、自分も夏場に行くときはそんな格好でいきますよ。
さいごに
すみません、最後の方ちょっと口調荒くなったかもしれません。
観光の仕方は人それぞれです。もちろん、順番どおり回ってもいいと思います。
ただ、伊勢でお店をやっていてみんな結構この順番の呪いに縛られているような気がしたので、改めて「別に気にしなくていい」「好きに回れ」ということを唱えたいと思った次第です。
稚拙な文章となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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タグ:伊勢神宮のこと
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