好きに回っちゃえよ!!!!
…こんにちは、旅のトラウマ舎Oです。
今回は、一伊勢市民が思う「伊勢神宮参拝の順番・合わせて参るべき場所」についてのお話となります。最初にズバーンと答えを書いちゃいましたが、一応そこそこの理由があるので最後まで読んでいただけますと幸いです。
せっかくですので、実際に言われている伊勢神宮参拝のならわしに従うとどうなるか見てみましょう。
外宮から回るのは神宮の祭典の順番によるもの
伊勢神宮には「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」がありますが、きちんと順番通りに参拝するなら外宮からと言われています。
これは、神宮の催し物が外宮から行われるからです。祭典の順番に従って外宮から参拝するのが、一応ならわしとなっており、神宮のホームページにも記載されています。
外宮に行く前には二見興玉神社へ浜参宮を
かつて、お伊勢参りに向かう人々は二見浦でみそぎをしてから参拝に向かったと言われています。これを浜参宮といいます。
この流れに沿うのであれば、外宮へ行く前には二見浦・二見興玉神社へ赴き、参拝を行う必要がありますね。
お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り
伊勢神宮の鬼門を守る「朝熊山金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)」。
朝熊山の頂上にあるお寺で「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」…つまり、伊勢神宮に参拝するなら朝熊山も詣でなさいよ~と言われている神社です。
朝熊山の頂上へは有料道路を通って内宮から20分ほど。バスは土日祝日だけの運行です。
お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り
桑名市多度町多度にある多度大社。
伊勢神宮との関わりが深く、朝熊山と同じように「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と言われています。古くからの謂れに従うのであれば、やはり多度大社も回っておくべきでしょう!
多度大社までは車で1時間半、鉄道利用なら2時間半です。さいわい順番については触れられていませんので、往路復路どちらでも大丈夫そうですね。
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お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる
内宮の御祭神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が、多賀大社の御祭神である伊邪那岐命・伊邪那美命の子であることから、「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」いう謂れがあるようです。
ではこの多賀大社どこにあるかと申しますと…滋賀県です。伊勢神宮からは車で2時間ほど、鉄道を使うと4時間弱くらいかかります。
どうでしょうか。1泊2日でいけそうですか?多度大社と多賀大社が結構キツそうですよね。正直朝熊山もまあまあキツいですが…
本題に戻って…
さて、こんな感じで「伊勢神宮を参るならここも参れ」というお話は各地にたくさんあるわけです。すべてに従っていたら旅程がんじがらめですよね。
ですので、もう好きに回ってくださいというのが私の本音です。
外宮から回るのは「神宮の祭典の順番によるもの」
二見から回るのは「禊をしてから参拝するため」
朝熊山・多度大社・多賀大社は「謂れによるもの」
それぞれ意味づけは違えど、まあ結局はどれも似たようなもんです。
結局は観光です。皆さまは式典に参加するわけではないと思いますので、旅程に合わせて好きに回ればよいのではないでしょうか…。
別にいきなり内宮にカチコミかけてもいいと思いますし、内宮参拝せずに門前町のおはらい町で食べ歩きだけして帰ってきてもいいと思うんです。そのくらい自由にやりましょう。
もちろん、しっかりと順番に回りたいんだ!という方は 二見→外宮→内宮 と回るとよいと思います。
ちなみに細かい話すると、内宮や外宮の境内には別宮という神社もいくつかあります。それらを回るかどうかみたいなのもちょっと議題に上がることあるので、また別の機会に紹介させていただければと思います。
そんなわけで、皆さまが伊勢志摩観光を楽しめますよう…。
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