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伊勢市は住みやすい町なのか?交通・生活・気候などの面から実感を交えてお話します

こんにちは、サトナカウェブショップのウェブ担当Oです。

今回、伊勢に戻ってきて半年ほど経ちましたので、改めて三重県伊勢市に住むメリット・デメリットをご紹介させていただければと思います。

JR伊勢市駅

目次

自己紹介
三重県伊勢市の住みやすさ
 交通・立地面
 生活面
  買い物
  外食
  病院
  子育て・教育
  手続き関連
 娯楽面
 気候面
 土地柄・コミュニティ
 将来性
伊勢の住みやすい点
伊勢の住みにくい点
まとめ

自己紹介

年齢:20代後半
性別:男

経歴:三重県伊勢市で生まれ、22年間ずっと伊勢で暮らす。その後、仕事のため伊勢から名古屋→岐阜と引っ越す。2022年の夏ごろにまた伊勢に戻ってくる。現在、結婚はしていますが子供は居ません。

三重県伊勢市の住みやすさ

交通・立地面

伊勢市内で仕事をするという場合には、ほぼほぼ車は必須と考えてもらったほうがいいです。僕の場合は出勤・退勤の融通がきくため、バスやJRで通勤することもありますが、車はあったほうがいいです。基本的には家族1人につき車1台という地域です。

公共交通機関としては、以下が挙げられます。

近鉄
JR東海
三重交通バス

JR東海(参宮線)
近鉄(伊勢志摩ライナー)

公共交通機関をメインで利用する場合は、近鉄沿線に住むのが一番オススメです。JRと比べて、圧倒的に本数が多く、豪雨や強風でもわりと止まりにくいです。また後述しますが、名古屋や大阪・京都へ出かける場合にも、近鉄のほうが便利です。

JRは本数が少ないですが、一部の地域ではやむを得ずJRになることがあるので、特に高校生などの電車を使う可能性のあるお子さんがいる場合は注意しておいたほうがいいかと思います。大雨の時、近鉄沿線民は帰れるけどJR沿線民は止まってしまって迎え待ちというケース、学生時代に多々ありました。

三重交通バスは基本的にシニア・学生・観光客の足というイメージです。社会人が乗っていることはあまりない印象です。コミュニティバスなどもありますが、スーパーや病院などに行くシニアが使っています。

車については伊勢ICがあるため、高速道路で各方面へ出ることができます。

伊勢の交通面でのいいところ

忖度なしなので、ハッキリいいますがありません。交通面で便利と思ったことは無いです。今後使えるようになるらしいですが、JRに関してはSuicaなどのICカードが使えません。

外へ出かける場合、名古屋や岐阜と比べて東京・関西方面には行きにくく空港も遠いです。唯一行きやすくなったのは奈良・和歌山くらいです。

伊勢市駅からの所要時間(ほぼ最速)
名古屋まで 1時間30分
大阪まで 1時間50分
京都まで 2時間10分
東京まで 3時間10分

伊勢市内の交通のことで言うと、車前提なのが優しくないです。現市長が比較的バス推進派なのでそこはいいところと言えますが、現状まだまだ車がないと行けない場所が多いです。

市内の道

また、市内は一方通行や行き止まりの道・狭い道が多く、慣れていない人はかなり混乱しやすいです。

そして、本当に問題なのですが、年末年始や大型連休などは観光客で市内の道や駅が大混雑します。街中も渋滞するので、巻き込まれたくなければ、神宮やインターに近寄らない、そもそも年末年始は出かけないといった対処が必要になります。

生活面

買い物

スーパーマーケットやコンビニは十分な数あります。都会のような高級志向のスーパーやコストコのような大容量スーパーはありませんが、日常の買い物をするにあたって特に不便しません。100均やドラッグストアなども困らないくらいあります。

ただ、ショッピングモールはあまり充実していないので、伊勢市内でまとめて買い物をしようとするとマックスバリュや無印良品の入った「ララパーク」くらいしかありません。

イオン伊勢店もありますが、ここは地元では「シケジャ(シケたジャスコ)」と呼ばれるくらいにはなにもないです。

それ以上のショッピングモールに行きたい場合は、車を飛ばして30分の「イオンモール明和」か車で1 時間の「イオンモール津南」へ行くしかありません。

また、僕が不便に感じているのは服屋です。とにかく服を買うところがありません。ファストファッションもユニクロは夜19時までしか空いておらず、GUは先日無くなりました。とっさに服が欲しい!となった時に気軽に買いに行けません。通販は必須です。アパレルブランドのショップを見たい時には名古屋か大阪に行く必要があります。

外食

田舎町ではありますが、観光地のため新店舗もオープンしやすく選択肢は多いです。バイパス沿いにはチェーン店がたくさんありますし、駅前にも居酒屋が多いです。海鮮がたくさん穫れることもあり、居酒屋のクオリティは高いです。

ただし、地理的な意味で新しいチェーン店はオープンしにくいです。

伊勢にあるチェーン店
サイゼリヤ・ガスト・マクドナルド・モスバーガー・ケンタッキー・丸亀製麺・かっぱ寿司・くら寿司・スシロー・CoCo壱番屋・吉野家・すき家・なか卯・サガミ・あみやき亭・ミスタードーナツ・31 など…

病院

大きい病院としては、日赤や伊勢病院などがあります。手術などの場合は少し離れた大学病院などで入院するケースもあります。

あまり病院に行く機会はありませんが、現状困ったことはありません。

子育て・教育

子育てする側に回ったことがないので、正直わかりません。申し訳ありません。

育てられた側の意見としては、伊勢市中心部に住めば自転車で行ける高校の選択肢がかなり多いのはありがたい点です。国公立としては「伊勢高校」「宇治山田高校」「伊勢工業高校」「宇治山田商業高校」などがあり、私立としても「皇學館高校」があります。皇學館は大学もあるので、そのままエスカレーター式に大学に行くケースもあります。

また、子供と一緒にいけるスポットは比較的多いです。後述するテーマパークのほか、大きい公園もそこそこあります。

手続き関連

市役所が駅から少し歩かないといけないのが不便ですが、車なら問題ないです。

また、各地域に支所があり、そこでだいたいの手続きができます。なので、最低限はクリアしているかと思います。

娯楽面

同じくらいの規模の都市と比べるとアクティビティ関連は充実しています。

前述の通り、ショッピングモールが充実していないので、休みの日に行って一日買い物を楽しむといった娯楽はできません。一方で、周辺・県内にテーマパークや楽しめるスポットは多く、車さえあればそこそこ家族で楽しめます。

また、鳥羽や島の方で海釣りやウォータースポーツ、ゴルフなんかも楽しめます。大台などまで行けば山登りやトレッキング、川遊びもできますよ。大きい公園やキャンプ場なんかもあります。

ただ、スポーツ観戦・芸術鑑賞などは県内に施設が乏しいので基本的に名古屋か大阪まで出る必要があります。

気候面

太平洋側ですので比較的温暖です。雪が降ることはほとんどありません。ただし風が強いです。海側に限らず、よほど山側でないと結構な風が吹きます。そのため、冬は寒いです。

夏場は雨が多く、じめじめとしています。

土地柄・コミュニティ

良くも悪くも昔からの地域があるため、近所付き合いが必要にはなると思います(特に戸建ての場合)。祭りの積み立てや誰かが亡くなったときの不幸金など、引っ越してきた方からすれば変だなと思う文化もありますが、よほど厄介な地域に住まわれない限りは、必要以上にプライバシーにずかずか入ってきたり、役員を押し付けられたりすることはないはずです。

逆に、引っ越されてきても近所付き合いをそれなり~にうまいことやっていればそのうち馴染めると思います。昔から観光客・旅行客が多い地域ですので、よそ者をのけ者にするような陰湿な感じはありません。

また、地域に根付いたお店も多いので、そこを中心にコミュニティを広げられたりもします。

将来性

ありがたいことに伊勢神宮があるので、観光の方がたくさん訪れてくれます。そのおかげで、他の市に合併されたり、財政が厳しくなったりということはあまり心配しなくてよさそうです。

ただし基本的に若者は少なく、高齢者は多いです。今後は空き家や空き地も増えていくと思うので、家を建てるのであればそのあたりも気にしたほうがいいと思います。

というわけで、ジャンルごとの解説はこのくらいにして、リアルにいいと思っている点と悪いと思っている点を書いていきます。僕の感想ですので、分野偏ってると思いますがお許しください。

伊勢の住みやすい点

人が多くない

満員電車ありません、ショッピングモールの混雑もありません。だって人があんまり居ないから。ちなみに伊勢市内で一番人が多いのはおはらい町です。あそこの人口密度やばすぎ。

なんか治安がいい

あくまでイメージです。とりあえず今まで暮らしててトラブルに巻き込まれたことはないです。近所付き合いがあるので、近くで変な人がうろついてたりしたら分かりますし、何かあればすぐ噂になります。そういう意味では安心して暮らせます。実際どうかは…ちょっとわからないです。

知名度がある

出身や居住地の話をするときに知名度があるので話が弾みやすいです。伊勢神宮近いんですよ~っていうと結構いい感じの反応がもらえます。ありがとうございます。

ぎゅうとらの惣菜が美味しい

すごい具合的なことで申し訳ないです。「ぎゅうとら」というスーパーの惣菜が美味しいです。コロッケとか、甘タレから揚げとか、ヤンニョムチキンとか美味しいです。ご飯さえ炊いておけば、この惣菜と味噌汁で余裕でしばらくいけます。そのくらい美味しいです。

伊勢の住みにくい点

車が無いとツラい

散々お話してきましたが、車がないと本当にツラいです。胆力があれば車無しでもいけますが、ある程度普通の神経をしていたら厳しいです。

誰かに送迎をしてもらったり、時間のロスを承知の上でバスを乗り継いでいったりしないといけないので、車を持ってないことで他の人に迷惑をかけるケースも多々あります。

ですが、生活パターンをうまくやれば車無しでもなんとかなります。

道が暗い

基本的に街灯が少なく道が暗いです。上で治安がいいと言いましたが、道が暗いのはかなりマイナスポイントだと思います。これも結局、車で移動するからいいよね的な思考だとは思うんですが、歩き・自転車には優しくないです。

道が混む

人は多くないですが一部の道は慢性的に混みます。車の量が多いからですね。特に混むのは…
・伊勢神宮外宮と市役所のあるあたり
・伊勢神宮内宮周辺
・伊勢市駅近くの踏切まわり
です。

また、伊勢は下水道の整備率があまり高くなく今でも下水道工事が多いです。その影響で道路工事も多く、片側交互通行になっていることがよくあります。これも、道が混む原因にはなっていますね。

空港や主要駅が遠い

空港っていうのはセントレアや関西国際空港のこと、主要駅は名古屋駅や大阪駅・京都駅ですね。たとえば、東京に行こうという場合には99%名古屋駅に出る必要がありますが、そこまで1時間半かかるんです。空港までは早くても2時間半くらいかかります。

そのため、主要駅を拠点に旅行に行こうとすると必然的にお金も時間もかかります。旅行にたくさん行く場合はやっぱりある程度都市圏に住んだほうが便利ですね。

台風が多い

三重県は台風がよく横切る地域です。そして、伊勢は海側で風を遮るものがないためしっかり強風が吹きます。岐阜に住んでたとき、台風の影響のなさにビックリしました。

基本的に台風の予報が出たらそれに備えて食料を買い込んだり、庭のものをしまったりして上陸に備えます。仕事・学校への影響ももちろんあります。

でかい本屋がない

本を買うときに困ります。市内に本屋はありますが規模は大きくないため、僕は名古屋に行った時に本屋に寄っています。

プラスチックごみが出しにくい

毎週1回収集があるので、出しにくいっていうと嘘になるんですが…。

伊勢市のプラスチックごみの出し方は、収集場所においてあるオレンジ色のネットにプラスチックごみを入れるというやり方です。岐阜に住んでた時は透明の袋に入れて出すだけ(燃えるゴミと同じ出し方)だったので、それと比べるとひと手間あって面倒くさいです。

1週間に1回やることなので、地味ですが取り上げさせていただきました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。かなり率直に書かせていただきました。伊勢という土地は好きですが、住みやすいかどうかと言われると、それはハッキリ言って人によります。

都会にないアレが無くて不便だな~なんてことはしょっちゅうあります。ふと、静かで良い街だなとか思うこともよくあります。伊勢というのはそんなほどほどの街なんです。

この記事が、誰かの参考になれば幸いです。

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カテゴリー:トラウマ地元部

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伊勢市は住みやすい町なのか?交通・生活・気候などの面から実感を交えてお話します」への1件のフィードバック

  1. みかん太 さんの発言:

    読了して懐かしい気持ちになりました もう大学進学の為に 故郷の伊勢を出て30年以上の年月が経ちました  両親は他界し 自分の姉妹は他県に嫁ぎ 従兄妹と義理の伯父がいるだけで すっかりご無沙汰になってしまいました たまに同窓会や墓参りに立ち寄るぐらいです

    川十の鰻 伊勢うどん 夜店 駄菓子屋 夏の蒸し暑さ 三郷山 オリエンテーリング 宮川の花火 宮川堤の桜 山の上のやすらぎ公園プール 朔日餅 お木曳き お白石引き 大祭り 浦の橋 高柳 新道の商店街 二見の海水浴場 朝熊山のハイキング 

    たまに夢にも出ます

    大阪にして何不自由なく過ごせてますが
    ふと帰りたくなりますね  

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