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三重を走る超ローカル線「名松線」という存在

こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。

三重県はローカル線が多いです。JRはもちろん、私鉄としてはかなりの規模を誇る近鉄も、鳥羽~賢島の間は普通列車は1時間に1本しかありません。

そんな中でも異彩を放つのが名松線

中でもローカル線なのが、松阪から伊勢奥津までを結ぶ「JR名松線」です。

「名松」と書いて「めいしょう」と読みます。

一応、松阪と名張を結ぶということで「名松線」と名付けられましたが、名張まで行くことはなく、途中の伊勢奥津という駅が終点になっています。

ご覧の通り、途中からはかなり山間部に入り、終点の伊勢奥津駅までひたすら山中を走ります。

実はこの名松線、2009年から約6年もの間、大雨の被害で一部区間が完全に運休となっていました。JR東海がバスへの転換を視野にいれる中、三重県と津市が復旧費用を出し合うような形で、2016年に全線復旧を果たしました。

こんな利用者の少ないローカル線が、長期間の運休を経て復旧されたというのは、当時でも結構ニュースになって驚かれておりました。

復旧後は、周辺の自治体が名松線に関するパンフレットやイベントを開催して、まさに「乗って残す」ことを目的としたPRが積極的に行われています。

いますぐ名松線に乗ろう! / 名松線沿線地域活性化協議会

名松線で美杉町を巡ろう!撮影スポットや観光モデルコースをご紹介 / 観光三重

終点の伊勢奥津ってどんなところ?

伊勢奥津(いせおきつ)は旧美杉村、現在は津市に編入されています。

正直に言って、三重県民でもなかなか行く機会が無いところです。車で行ってもなかなか遠いところですので、当然わざわざ名松線で行くこともありません。

自分は子供の頃に一度、名松線で終点まで行ったことがあります。駅前は閑散としており、基本的には何もありませんでした。

車でも美杉村へ行ったことがありますが、とにかく道がうねうねしており、いわゆる酷道をひたすら走らされます。

伊勢奥津はそのくらい山奥なんです。

景色はきれい

山間部を走りますので、景色はキレイです。

雲出川という川を上流に遡るようにして走る名松線は、三重県内でも屈指の山の景色を楽しめる路線ではあります。

名松線の本数

名松線は本数が少ないです。松阪~伊勢奥津間を走る列車は1日に6本、朝夕に1本ずつ途中の家城駅止まりの列車が走っています。

1日3本…とかそのレベルではありませんが、かなり少ないのは事実です。また、終点からの乗り継ぎもありませんので、行ったらまた名松線で戻ってこなくてはいけません。

列車は基本的に1両。今は分かりませんが、復旧してすぐの頃は鉄道ファンで1両の車両がぎゅうぎゅうになってました。少しは落ち着いたんですかね?

さいごに

三重県へ旅行するにあたって「名松線」に乗ろうとする人は少ないはず…。

しかし、日程に余裕があるなら検討してみてもいいくらいの路線ではあると思います。

あえて終点まで乗らず、途中で下車してみるのも面白いかもしれませんね。いや、むしろ途中のほうが路線バスで帰ってこれたりするからいいのかも?

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