正しくは「外宮(げくう)」です。
外の宮と書いて外宮。もう片方が「内宮」なので、それと対になってると考えてもらえればよいかと思います。なんで外宮って呼ばれてるかは調べるのが大変そうなので今回は略。
なぜ「下宮」と呼ばれてしまうのか
これ、多分違和感がないからなんじゃないでしょうか?
諏訪大社とか、下社春宮(しもしゃはるみや)・下社秋宮(しもしゃあきみや)みたいに、「下」っていう漢字を使うので、「下宮」って書いてもあんまり変な感じしないんですよね。
しかも、iphoneだと「げくう」って打った時「外宮」「下宮」両方出てきます。これも拍車をかけている原因なのかなと。
「下宮(げぐう)」という言葉が存在する
ちょっと調べてみたところ、なんと 下宮 と書いて げぐう と読む言葉が存在していました。
〘名〙 一つの神社にいくつかの神社が含まれているとき、その最も低地にある神社をいう。
下宮(げぐう)│コトバンク
なんということでしょう。内宮と外宮を比べた場合どうなるのでしょうか。
マピオン電話帳によると
内宮の標高:海抜22m
外宮の標高:海抜5m
……おーーー、なるほどこれは面白い結果になりました。
つまり、内宮と外宮だけで考えるなら外宮のほうが低地に位置するため、間違いだと思っていた「伊勢神宮 下宮」という表記もあながち間違いではないという結論になりました。
大半の方は間違いで「下宮」と書いているはずですが、これをげぐうと読ませるなら意味が通り間違いでなくなるということです。
図にした
なるほど。図にするとわかりやすい。
今回は「下宮」について掘り下げてみました。一応着地点としてはこんな感じになりましたが、正しくは「伊勢神宮 外宮(げくう)」ですので、皆様お見知りおきを。
どうぞ、よろしくお願いしますね。
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