Site Overlay

バスの難しいトコロ

こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。

昨今、バスの運転手が不足しているということで、日本全国で路線バスや高速バスの運休が目立つようになりました。

実は自分は副業で交通系のライターもやっているものですから、かなりの頻度でバスを利用します。そんな、外部の人間から見たバスの問題点をブログにまとめます。

問題点その1 初見殺し

バス会社ごとに乗降ルールが違いすぎる

まず乗り方と降り方ですね。乗降方法がバス会社ごとに違うし運賃形態もわかりにくいです。

本当に結構な頻度で高速バスや路線バスに乗車していて、普通の人よりは遥かにバスに詳しいと自負していますが、それでもやっぱり分からないです。

ICカードでも、乗るときだけタッチで降りる時はタッチしなくていいとか。同じバス会社でも、運賃が均一の路線は前乗りで、運賃が変わる路線は後乗りとか。

高速バスでも、乗る前にメール乗車券の提示が必須な場合・名前だけ言えばいい場合、降りる時に提示が必要な場合・事前にメール乗車券を窓口で見せて乗車券を発行しないといけない場合…など様々です。

で、大体間違えるとちょっと怒られるんですよね…。確かに、京都のバスで全然理解してない外人とかが居ると流石にイラッとしますが、普通に謙虚にやってて間違えちゃった時に怒られるとしゅんとします。もちろん優しい人も居るんですが…。

運賃の支払いが面倒すぎる

まあ、よく言われますけどICカード対応してほしいですよね。設置費用が高いとかは分かりますが、キャッシュレスの時代なんで最低限…。

ローカル線でもIC未対応とかありますが、バスは特に慌てます。

「バス停停車 → 席立って前へ → 運賃箱に整理券と小銭を入れる」っていうのをバスが停車してからパパパっとやらないといけないんです。両替があったら信号で停まってる時とかに先にやっておくのがマナーみたいなのもあります。

これも、よく使う路線ならそこの地域のICカードを作ったり、事前にバス代を用意したりできますが、旅先だと厳しいですよね。乗ってる間も気を抜けないのがしんどいです。

個人的に思うんですが、図太い人はバスのシステムそこまで苦手じゃないんじゃないでしょうか。迷惑かけないようにしようっていう考えを持ってる人は、知らない会社のバスに乗るハードルがかなり高くなりそうです。

バス停の位置が分からなすぎる

同じ名前で違うところにあるバス停とか多くないですか?

交差点のこっち側とあっち側とか。単純に方面で違うのは全然分かるんですが、もはや交差点跨いで7か所とか8か所にバス停あるみたいなパターンもあります。

なんなら、交差点じゃないのに1本横の道に同じ名前のバス停があったりすることも…。新潟でこれを喰らって大変でした。流石にひどくない??

そんでその案内がどこにも無かったりするんです。あとは掲示されてた痕跡があっても雨でぐちゃぐちゃになってたりとか。

これに付属するのですが、路線図が路線図としての役割を持ってないことも多いと思います。地図の上にルートを書いてくれてるとありがたいんですが、単純に白地に道引いてバス停一個ずつ羅列してるだけみたいなのもありますよね。

行き先がややこしい

これも大変。方面一緒でも行き先が違うとか、行き先一緒でもルートが違うとかがあります。

番号が割り振られてるやつは優しいですね。

京都市バス

問題点その2 ホームページ古すぎ

基本的にバス会社のHPは古いです。

「バスの利益はほとんど地元の人間が生み出してて、ホームページを新しくしてもあんまり意味ないからそのままにしているんだ。むしろ効率的だ!」という意見は一旦無視させてください。ホームページなんて見やすいほうがいいに決まってます。

特に嫌いな”PDFを上げるだけ”

1日フリーきっぷがあったとします。その名前を検索すると出てくるのが、バスターミナルとかに設置する用のパンフレットをそのままPDFに変換しただけのページ

バス会社のページに行って、そこからPDFに飛べるならいいんですよ。でも検索して一番最初に出てくるリンクがPDF直飛びのリンクだったりします。つまり、そのフリーきっぷについて書かれてるページが存在してないんですね。

そういうフリーきっぷって、結構1年とか2年単位で料金が変わるんです。それがPDFで上がってても、最新かどうか分からないじゃないですか。

ほんと、おトクなきっぷの情報はホームページ上にまとめてほしいです。

たまに新着情報のところにだけ表記してたりしますけど、それ後から探しづらいです。

あと、ちょっとしたお知らせなんかも詳細をHP上にテキストとして掲載せず、新着情報から直接PDFに飛ばします。あれもやめてほしいです。

バスを快適に使う方法

これですが…、結論は「バス会社のHPを使わない」だと思います。

分かりにくいしストレスになるんですよ。

なので、高速バスの予約をするなら外部の予約サイトから予約し、路線バスの時刻を調べるならYahoo乗り換えで検索し、バス停の位置を調べたかったらGoogleマップで検索するんです。

こうすることで、ストレスメーカーなバス会社のHPを使わずに、最低限の情報を仕入れることができます。最近は路線バスの時刻を乗り換えアプリで見られるようになって、本当にありがたいです。これが無かった時代を思い出すとゾッとします。

で、もう1個の問題点「初見殺しが多すぎる」については…どうしようもないですね。

別にアンチというわけじゃない

こんなに書くと、バスアンチなのでは?って言われそうなので一応弁明させてください。

自分は決してバスアンチじゃありません。車がないと暮らしにくい伊勢という地域で、一定のペースで通勤に路線バスを使っています。旅行も1人が多いのでタクシーより圧倒的に路線バスが多いですし、移動も高速バスが多いです。

旅先でちょっと時間が余ったとき、適当な行き先のバスに乗って街を離れて散歩だけして帰ってくる程度には、バスとの距離が近い人間です。

そんな自分でも、これは確かに使いにくいよなって思う時が多いんです。

身近な人に聞くと、やっぱり「バスに乗る」ってハードル高い行為みたいで、それは勿体ないなって思うのです。

バスのほうが安いからとかじゃなく、単純に交通手段の1個が潰れるって勿体なくないですか?選択肢として、やっぱりあったほうがいいですし、使うことでバス会社も利用者も嬉しいですし、利用者が増えて路線が残ることで地元の人的にも嬉しいと思うんです。

そしてバスが残ることで生活圏が維持されます。

だからこそ、バスが無くなってしまうのはツラいんです。

利用者側に出来るのは、本当に乗ることだけ。その最初のハードルである「バスの難しさ」をバス会社さんの方でなんとか払拭してほしいなと思います。

稚拙な文章でしたが、誰かの目に留まれば幸いです。

ほかの記事はこちら