こんにちは、ウェブ担当のOです。
先日ウェブショップで販売を開始した「サトナカ 海底撈月」に関するちょっとした小話。名前のもとになっている「海底撈月(ハイテイラオユエ)」という麻雀の役についてです。
海に映る月をすくい取る
これが「海底撈月」の由来。
麻雀というゲームは、積まれた山から順番に牌を持ってきます。その山の最後の1杯でアガるとこの役が付きます。山なのに海、不思議ですね。
海底撈月は別に点数が高い役ではありません。麻雀で有名な役だと「四暗刻」「国士無双」なんかがありますが、海底撈月はそれらと比べてだいたい30分の1くらいの価値しかありません。
なのに珍しいんですよ。0.5~0.3%くらいしかアガれません。一番スタンダードな役の「立直(リーチ)」は40%くらいです。ということで、アガれるとちょっと嬉しいです。その分人に海底撈月でアガられると悔しいですけど…。
カイテイロウゲツ
実は、これとは別に「海底撈月」という漢字を書く言葉があります。中国語の言葉で「カイテイロウゲツ」と読みます。
海に映る月をすくい取る…つまりすくっても無駄であること →全く不可能である・無駄なことをするという意味の言葉です。こっちの意味は、商品には関係ないですが…。
「サトナカ 海底撈月」という商品は、麻雀における海底撈月という役の立ち位置をすこしだけ踏襲した商品になっています。
「決して特別なものではない、それでも少しだけ嬉しい」そんなお菓子でありたいという思いで、商品開発をいたしました。
さらに、カボチャフレークを使ったクッキーが黄色く焼き上がり満月のようにも見えます。またカボチャの時期は夏~秋にかけて、秋の夜長の月見菓子としてささやかな焼き菓子をお楽しみいただければと思います。