Site Overlay

来京とか来名とか、あの言い方なんなん?

こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。

みなさん「来京」とか「来名」とか聞いたことありますか?

僕は名古屋で会社に勤めていたとき、会社の役員が名古屋に来ることを「来名」と言っていたのに驚きました。ほかの支社の議事録を見てみると、来阪や来福といった記載もあったので各地域にある言い方らしいのですが…。

どのくらい種類あるのか

この件、すでに調べているサイトがありました。

その地域にやって来ることを「来〇」と呼ぶ地域って? – Kanjicafe

かなり色んな地域で「来◯」という言い方をするうえ、「来福」や「来京」に至っては複数の地域で使われているようです。「来京」とかは東京と京都という結構大きい都市で被っているので、都的な由来も相まって喧嘩の種になりそう。

ただ、基本的には「来◯」される地域(来名であれば名古屋)で使われる言葉のため、文字の並びが被っていても問題ないようです。

ちなみにこの言い方、基本的には大きい会社や役所・銀行といった団体で使用されることが多いようです。推察ですが、支社が多くてどこかに行ったりする機会が多いから文字数の少ない「来◯」という言い方をしているんだと思います。

でもやっぱり違和感

調べてみたうえで、やっぱり違和感が拭えません。

なんでしょうか、わざわざ分かりにくくしている感じ?いや、分かるんですけどあまり日常使いしない単語なので、口に出して言われたらさっぱり意味わかりません。

「明日らいめいされますー。」なんて言われても「??」ってなりますよね。

あくまで造語で、そのまま造語の域を出ていないような気がします。

伊勢にもあった…!

調べてみたところ、なんと伊勢に来ることを「来勢」ということがあるようです。なんて読むんでしょうか。らいせい?らいせ?らいぜ?

伊勢市の商工会議所のウェブサイトで使われていましたが、まあ一般的に使うことはまずないですね。

というか伊勢程度でこんな「来◯」みたいな言葉作るのアホらしくないですか?

「来日」とか「訪中」みたいな国単位の大きさなら分かりますが、各県や地域ごとにこんな言葉使ってたら、分かる人にだけ分かるような専門用語使いたいだけの内輪感が強まってしまうような気がします。

あくまで、中心はココでそれ以外からやってくる外部の人間っていうような、本質的なコンプレックスが「来◯」「帰◯」という言葉を使わせているような気がします。

「来名」「来阪」などに感じていた違和感も結局同じことですね。単位が市から県になっただけ。

ほかの記事はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です