こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。
今回はしっかり思い出話。香川県の観音寺市というところで合宿免許を取った時の話です。
観音寺市とは
香川県の西側に位置する市で、北側は瀬戸内海に面しています。
山の上にある高屋神社というところがフォトスポットとして有名で、最近はそこ目的で訪れる方も増えているようです。あとはバカでかい砂絵、銭形砂絵とかでしょうか。詳しくは観音寺市観光協会のホームページを参照ください。

なぜ観音寺を選んだか
端的に2点。
・うどんが好きだった
・安かった
これだけです。特に観音寺にこだわりがあったわけではありません。
合宿免許の思い出
思い出っていうほど前の話でも…と思ったんですが、高校卒業してすぐの4月に行ってるのでなんともう10年くらいになるんですね。正直びっくりしています。
伊勢市から電車を乗り継いではるばる観音寺駅に到着すると、教習所のバスが迎えに来ていました。同じタイミングで入学したのは6人ほどです。
キツかった合宿寮
合宿免許ということで寮みたいなところに入って生活することになるんですが、この寮がなんとも閉鎖的な雰囲気がありまして…。窓に格子みたいなの入ってるんですよ。これが一般的かどうかはわからないですが、結構衝撃的でした。いや独房かよみたいな。
あと部屋割りです。
相部屋とかはなく個室なのですが、ボクの部屋は休憩・給湯スペースのすぐとなりでした。
便利っちゃ便利なんですが、たまたまマナーの悪いグループが同じタイミングで入っていて、休憩スペースで夜遅くまで酒盛りしたりしてたんですよ。これがうるさいのなんの。
朝、給湯スペース行くとぐちゃぐちゃになってますし、当然皿も洗ってない状態だったりしました。後半は注意書きとか書かれてたので、中でも悪質だったんだと思います。部屋割り運とタイミング運が悪かったですね。
風呂と夕食はいい
そんな環境の悪い寮でしたが、とにかく風呂と夕食はよかったです。
すぐ横が温浴施設になっていて、お風呂はそこに入り放題なんです。そして夕食も温浴施設のレストランで食べられます。決まったメニューにはなりますが、これだけでだいぶモチベーション的には保たれます。
一点、朝ごはんは売店に売っているパン2個。このパンがなんとも言えないパンで、田舎の個人商店に売ってる「いちごパン」とかいえば想像つくでしょうか。アレです。アレを2個。毎日。
後半はだいぶ飽きてきましたが、食べに出るのも大変なので大人しくもしゃもしゃ食べていました。
学科ガチ勢
合宿免許は決まった期間内に仮免や最終試験に受からないと、どんどん滞在期間が伸びていきます。先の環境のこともあったので、ボクは最短で合格することに必死でした。
というわけで、対策できる学科部分については教習所のパソコンを使って必死に対策していました。なかなかいなかったですね、あんなしっかり問題演習してる人。
休みは観光
1日休みっていうのは無かった気がしますが、教習があまり入っていない日というのもありました。そんなときは電車に乗って高松に行ったり、レンタサイクルを借りて札所を回ったりしていました。
今考えたらもっといろいろ行けたような気がしますが、さすがに慣れない環境で疲れていたんでしょう。当時18歳で娯楽の選択も少ないですしね。
運命の最終日
GWに入ろうとしていた5月初旬、いよいよ合宿免許最終日=最終試験の日となりました。
寮から教習所は車で10分くらいかかるため、毎朝寮に迎えのバスが来るのですが、最終日はすべての荷物を持ってこのバスに乗車しなければいけません。
最終試験に合格したら、そのままバスに乗って駅に送られて帰ることになるからです。
逆に最終試験に落ちてしまうと、一度荷造りした荷物を持ってまた寮に帰らなくてはなりません。メンタル的にこれはめちゃくちゃキツイ。滞在のことも含めてとにかくそれは回避したいという一心でした。
幸い、ボクは無事合格しました。
しかし、同じタイミングで教習所に入学した仲良くしていたヤツは落ちてしまいました。教習所で帰りのバスに乗るときに一声かけ、そこで無念の別れとなりました。
観音寺から特急に乗り、GWで混雑する岡山を抜けて夜遅い時間に伊勢へ帰還。いろいろなところへ旅行していますが、この帰りの電車が一番疲れていたような気がします。どっと肩の荷が下りた感覚です。
さいごに
いやはや、10年前ですかこれ。
思い返していてなかなか面白かったですね。最近も1週間くらいどこかに滞在することはあるんですが、2週間以上同じ場所に滞在するっていうのは合宿免許くらいで、今での最長記録かもしれません。








