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雛めぐりというイベントは一体どういう意味があるのか【城下町・温泉街】

こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。

前々から疑問に思っていたことをちょっとだけ記事にさせていただきます。

「雛めぐり」とは

古い町並みのある地域や温泉街で春先に行われるイベントで、内容としては「各家にある、代々引き継がれてきた立派な雛人形を見ながら、町並みや温泉街を回ろう」というものです。

これ、特別雛人形が有名なところだけじゃなくて、日本全国のなんとなく古い町並みのある地域・温泉街・城下町なんかでまあまあな割合で実施されています。なんか雛めぐりを斡旋する企業か何かあるんでしょうか。ネパールの人がインドカレー屋を日本でできるよう斡旋する業者みたいに。

雛人形を見たい人って別にそこまで居ると思えないですし、何なら「怖い」って印象も強いのでマイナスなこともある気がするんですが、どうしてここまで各地で浸透しそして続いているのでしょうか。

第●回…みたいに結構な回数続いてるところもあるようなので、自分の想像と反してそれだけの経済効果というか集客があるのかと思ってしまいそうですが、実情はなんだか違う気がします。あくまで予想ですが。

雛めぐりイベントの実情予想

だいたいこういうイベントをやっているのは地方ですので、各旅館や店舗を運営されているのは昔からその地域に住んでいる40代~70代くらいの方だと思います。

そうすると、お子さんに女の子がいれば結構な割合で雛人形を買っている。しかしもう子供たちは巣立っていて、孫が出来て雛人形を引き継ごうにも場所がない・怖いなどの理由から「いらない」と言われる。

そんな理由で押し入れで日の目を浴びずにいた雛人形。しかし思い入れはあり、なかなか捨てることが出来ない…。

そこで「雛めぐり」イベントなのです。

雛めぐりイベントを実施すれば、定期的に雛人形を出す口実はでき、一応集客施策のような顔もできる。地域の児童館なんかから子どもたちが見に来たりすれば、交流もできるじゃないですか。

自治体としても「雛めぐりイベントは地域と子どもたちとの繋がりを生むことができ成功と言える」と報告書に書けると。win-winな関係なわけです。

全部予想ですけどね。でもそこそこ納得できることないですか?

観光客目線で見た雛めぐり

今まで、僕は観光客としての目線・そして雛人形を持たないかつ子供も居ないという目線でしか「雛めぐり」というイベントを見ていませんでした。

だから、「普通に怖いしなんの意味があるんだこのイベント」って思ってました。

まあ、観光客目線ではそうですよね。実際、こういう予想を立てて意味を理解した上でも、観光とかで行く気にはならないです。怖いし。

でもそこには、地域の中に繋がりを持たせ、老年層に地域参加の役割を持たせ交流を促す役割があったわけです。

ちょっと意味合い違ってきますが、「雛めぐり」は市民センターなんかでやっている「俳句の会」とかの延長みたいな感じなんですよね。そもそも観光客誘致のためにやっているイベントではないってことです。よほど有名なところじゃない限り。

さいごに

ちなみに、伊勢市でも二見でひなめぐりをやっています。

おひなさまめぐり in 二見

行くか行かないかは置いておいて、古の個人ホームページみたいなHTML作りのサイトを見ることができますので、ぜひ一度リンク飛んでみてくださいませ。ちゃんとキリ番踏んだらBBSで報告してくださいね。

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