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用事のない駅で降りろ!

こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。

旅の心得についてすこし。

余裕を持って、意味を持たせない

旅先で心がけてることのひとつで、毎回できるわけではないんですが意外と重要です。

「名物のエビフライが食べたいからこの店に行く」
「電車からバスに乗り換えたいからこの駅で降りる」
「オーシャンビューの客室がいいからこのホテルに泊まる」

旅先での選択や行動にはいろんな理由・意味が伴います。旅先に関わらず日常においてもそうですね。

ここであえて、目的なく・理由なく変なことをしてみるのはどうでしょうか。

日常でもできることですが、旅先のほうがハードルが低く、さらに発見が多いような気がします。

たとえば、この写真は先日岐阜に行ったときに撮ったもの。

駅に降りて写真を撮ってますが、別にこの駅に用事があったわけではありません。なんとなく、気分で降りてみたんです。

駅のすぐ裏で幼稚園児がプール遊びをしていました。道を挟んだ向こう側は公園になっているようで、駅の名前もそのようになっていました。別になんてことない風景なのですが、旅した地域の日常を感じるのにこれほどいい方法はありません。

この駅では特に何もせず、1本後の電車に乗って目的地を目指しました。

かなり絞り込んだタイトルにしていますが、別になんだっていいと思います。意味なく1本手前の道を曲がったり、意味なく夜に出歩いてみたり、意味なく河川敷に降りてみたり…。

別にイイコトが無い場合もあります。というかそっちのほうが多いです。夜に出歩いてみたら柄悪い人がたむろしてて引き返したり、河川敷に降りてみたらなんか小さい虫が飛んでてすぐ戻ってくることもあります。

でもそれはそれで面白い。ある程度安全なところじゃないと無理ですが。

“非日常”の具体化

よく「非日常な旅」なんてワード聞きませんか?

この非日常という言葉は非常に抽象的。超豪華なフレンチ・目の前がプールのホテル・絶景の星空…どれも非日常ではあります。

でも、無意味な行動をする・理由なく動くというのもまさに非日常です。

高いお金を払わなくても、自分の行動ひとつで一気に非日常にできてしまうんです。どうでしょうか、オトクじゃないですか?

どちらがいいかは人によると思いますが、僕はこっちの非日常のほうが好きです。時間に追われず、なんとなくで判断してふらふらと彷徨う。

これもまた、旅のスタイルですね。

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