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神社はアプローチ

こんにちは、旅のトラウマ舎のOです。

旅行やら仕事やらでいろんな神社に行くのですが、最終的に神社の魅力・個性ってなんだろうって考えたとき、一番分かりやすいのは「アプローチ」だなって思いました。

もちろん、社殿の作りや祀っている神様など、基本的な部分で神社ごとに違いはあります。

しかし素人目に見て分かるものではありませんし、特に祀っている神様の話になってくると、神話やら何やら出てきて分かりにくいです。

アプローチとは

1 近づくこと。接近。
2 対象とするものに迫ること。また、その方法。「宗教研究に社会学的にアプローチする」
3 建物・施設への導入路。

(参照)アプローチとは – コトバンク

つまり、神社の本殿に到達するまでの経路がいかに完成されているかということです。

アプローチに良し悪しがあるというわけではなく、アプローチに神社の個性が出るのです。

伊勢神宮のアプローチ

内宮であればまず宇治橋を渡り、開けた雰囲気の神苑を通ります。神苑は非常に明るく、進行方向右側は松が綺麗に見えます。ここは本当に庭園みたいで美しいです。

少し進むと小さい橋を渡り、手水舎が現れます。ここで空間が切り替わります。

鳥居をくぐると少し暗い雰囲気になり、右手に分岐する階段を下ると、最初に宇治橋で一度渡っている五十鈴川に降りられます。

さらに進むとまた鳥居をくぐり、空間の切り替え。御札や御守を販売している神楽殿などがある、内宮の枢軸部分へ入ります。少し開けた雰囲気になりますが、少し進むとまた森に入ります。

最後、正宮へは階段を上って参拝となります。

どうでしょうか、アプローチに注目して内宮を見てみると意外と面白くないですか?

伊勢神宮でも、内宮と外宮ではアプローチが違います。

さらに、月夜見宮・月読宮といった別宮もアプローチに注目すると個性があって面白いです。同じく別宮の倭姫宮では、ほかの別宮にはあまりない高低差があります。

同じ伊勢神宮でもこのくらいアプローチに違いがあるので、他の神社と比べたときにはもう明確に違い・個性があります。

ほかの神社のアプローチ

太宰府天満宮

心字池という池を渡って本殿へ。伊勢神宮と違い、道が比較的狭いのが特徴ですね。

鵜戸神宮

風景から明らかに違う鵜戸神宮。断崖の海沿いを歩いていき、最後本殿まで階段を下っていきます。本殿が洞窟の中にあるというのも特徴ですが、そこに至るまでのアプローチもほかと一線を画しています。

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