こんばんは、旅のトラウマ舎のOです。
今回は兵庫県で見つけた難読地名のお話。12月入って繁忙期のはずなのにブログの更新ペースが上がる謎もありますが、それはまた別のお話。
両月
これ読めますか?「両月」と書いて「わち」と読むらしいです。
バスに乗ってて三度見くらいしました。ビックリしすぎて写真も撮り忘れました。
理由に関して
これについては調べても明確な理由を見つけることができませんでした。
参考:関西ビギナー校閲記者が歩く 兵庫編(下) / 毎日ことばplus
参考:和知・両月の周辺
上記の2記事を参考とさせていただくと、「月」を「グワツ」「グワチ」と読むケースがあるよう。確かに「ガツ」と読むことがありますから、言葉の響き的には納得です。実際、「グワツ」は「ガツ」と同じ用例で使用されていたようです。
読み方についてはなんとなくわかりましたが「両」という漢字が付く理由については明確には分からず…。
しかし調べているうちに、ちょっとした手がかりとなる情報にたどり着くことができました。
参考:土地の記憶で「両月(わち)町」が紹介されました / 善防中学校
こちらは両月町にある中学校のブログ記事。画質があまり良くないので記事の本文まで読むことは叶いませんでしたが、「空と池に月 景観が関係か」という見出しが確認できます。
確かに、両月町には中心部に善防池という池があります。ここからは推測でしかありませんが、空と善防池の両方に月が映ることから “両月町” という名前が付いたのだとしたら、非常に抒情的な地名の由来ですね。
まあ、推測でしかないのでなんとも言えませんが…。
そして、両月でわちと読む理由も明確には分からぬまま。まあ、漢字2文字で一方の読み方のみを採用することはありそうですし、深い理由は無いのかもしれません。
神戸新聞のバックナンバーを取り寄せたりネットで見ることができればあるいはと思いましたが、流石にそこまでは厳しそうなので、一旦ここまでとしておきます。
最後に
今回の記事で参考として取り上げさせていただいた各記事の執筆者様、本当にありがとうございました。同じく「両月」という地名が気になった者として、この場を借りて調査のお礼を述べさせていただきます。
両月町への行き方
両月町へはJRの宝殿駅と加西市を結ぶ神姫バスでアクセスすることができます。わたしも、このバスに乗っていて発見いたしました。本数が少ないので要注意です。
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